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ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル) 米ゼネラル・エレクトリック(NYSE:GE)の300億ドル規模のクレジットカード事業を対象とした入札には、あまり関心が集まっていない。ウォルマート・ストアーズ(NYSE:WMT)、JCペニー(NYSE:JCP)、ホームセンター大手ロウズ(NYSE:LOW)などの顧客がカードの利用料金の支払いに支障を来しているのではないかと、買い手候補企業が不安感を抱いているためだ。
事情に詳しい複数の関係者によると、GEのクレジットカード事業の買い手になる可能性が高いと長い間みられていたJPモルガン・チェース(NYSE:JPM)は最近、入札への参加を取りやめた。シティグループ(NYSE:C)、バンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)、キャピタル・ワン・ファイナンシャル(NYSE:COF)など、大規模なクレジットカード事業を保有する企業も、入札に参加する見込みはないという。自社のクレジットカード事業で支払い遅延や貸倒償却が増加しているためだ。 GE幹部は、クレジットカード事業が難局にあることを認識しているが、同事業の売却を10-12月期中に完了するよう目指すと繰り返し述べている。事情に詳しい関係者によると、GEのジェフリー・イメルト会長兼最高経営責任者(CEO)は、買い手となる見込みのある企業に個人的に接触しているという。 500億ドル規模の消費者・商業金融事業を年内に売却しようとしているGEにとって、反応の芳しくないクレジットカード事業の入札は、タイミングの悪いものとなった。 ■
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by yurinass
| 2008-06-30 20:23
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