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ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米ゼネラル・エレクトリック(NYSE:GE)のジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)は 23日の年次株主総会で、同社のビジネスモデルを強く擁護した。11日に期待はずれの1-3月期決算を発表し、株価下落が1日の下落率としては20年ぶりの大きさとなってから2週間が経過したばかり。
イメルト氏は「この決算発表以降に私とGEが受けた厳しい批判は、われわれにふさわしいものだった」と述べた。だが同氏は、「GEは正しい道を歩んでいる」との主張を曲げなかった。 同氏はこの2週間、同氏の経営方針の正当性を主張するためにほとんどの時間を費やし、同社の広範な事業を大幅に見直すよう求める声をはねつけてきた。また、こうした主張の多くを23日にも繰り返した。全体として同氏は自らを「われわれの企業と戦略を完全に信頼している人物」と表現した。 イメルト氏は、ビジネスモデルについて自信を持っていることが「柔軟性を持たない人物であることを意味する」と受け取られないよう心を砕いた。同氏は「不採算の事業を分離し、有望な事業を獲得することに賛成だ」と述べた。 また、「GEは過去数年で、年間売上高500億ドルに相当する事業から撤退した」と指摘し、プラスチック部門や保険部門を売却した例を挙げた。さらに、経費節減に真剣に取り組んでいることに言及し、2008年の支出削減見通しを20億ドルから30億ドルに上方修正したと発表した。 GEは、「1-3月期の純利益が5.8%減の43億ドルと予想を大幅に下回ったのは、主に信用市場危機が要因だった」としている。イメルト氏は「GEは、金融サービスセクターのうち最も変動の大きい事業の一部へのエクスポージャーを減らす方針だ」と述べた。
by yurinass
| 2008-04-25 21:31
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