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三菱東京UFJ銀行は2009年春の新卒採用として、08年春(予定)比150人増の1500人を計画していることが21日、わかった。
メガバンクはバブル崩壊以後、不良債権処理に追われ新卒採用を絞り込んできたが、業績回復や保険商品の窓口販売といった事業拡大に対応するため大量採用に転じている。みずほフィナンシャルグループ(FG)や三井住友銀行も高水準の採用を計画しており、人材獲得競争も激化しそうだ。 三菱東京UFJの09年春の採用計画は、総合職が550人(08年春は570人)、原則として転居を伴う転勤のない地域総合職が950人(780人)。総合職は08年春と同水準を維持する一方で、投資信託や保険窓販といったリテール(個人・小口金融)部門を強化するため地域総合職を大幅に増員。現場戦力の充実を図ると同時に、正社員比率も引き上げる。 このほかメガバンクでは、みずほFGが09年春の新卒採用を、08年春と同水準となる2350人(08年春は2400人)の大量採用を計画。三井住友銀行も2400人(1600人)と前年比で5割増となる採用数を予定している。 メガバンクが大量採用を続けるのは、不良債権処理を終えて公的資金を相次ぎ完済するなか、リテール部門などで“攻め”の経営に転じていることが背景にある。このため、各行とも中途採用を含め人材獲得意欲を高めている。
by yurinass
| 2008-03-24 08:14
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