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人材派遣大手、グッドウィル・グループ(GWG)の主力取引銀行であるみずほ銀行が、1000億円前後とみられるGWG向け貸出債権の大半を、米大手ファンドのサーベラスと米大手証券のモルガン・スタンレーの2社連合に売却する方針を固めたことが11日分かった。今後は2社の主導でGWGの再建が進められる方向で、GWGの折口雅博会長と川上真一郎社長は退任の見通し。
GWGは昨年、子会社のコムスンによる介護保険の不正請求が発覚するなどして業績が悪化し、07年6月期は最終赤字に転落した。同年秋には介護事業から撤退したが、今年1月には本業の人材派遣業でも法令違反により厚生労働省から事業停止命令を受けた。 みずほは、GWGの拡大戦略を資金面から支えてきたが、経営の先行きに不透明感が高まったため、貸出債権を売却することにし、入札手続きを進めていた。売却額は債権の額面を大幅に下回るとみられるが、差額の大半を引き当て済みで大きな損失は発生しない模様だ。 サーベラスとモルガンの2社連合は、買い取った債権の一部を株式化して筆頭株主になる方針。折口会長の後任には、社外取締役の堀井慎一氏が就く方向で最終調整している。 ■
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by yurinass
| 2008-03-13 08:49
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