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甲府信用金庫(甲府市、今井進理事長)は融資先の資産査定を均質化、効率化するため、新たなコンピューターシステムを導入する。まず、財務情報などを基に融資先を13段階で格付けする仕組みの試験運用を始め、今後、自己査定や償却引き当てを新システムに取り込む。職員による査定の精度に差をなくすとともに年度末に集中していた作業を分散し、負担を減らす。
情報システムのオービックが開発した枠組みを採用。「総合融資審査支援システム」として昨夏に専用サーバーや通信回線を整備。財務情報を一元管理するデータベースを構築し、合計約1億5000万円を投じた。約2000の顧客について、光学式文字読み取り装置(OCR)を使い財務情報を登録する。 登録した情報は信金中央金庫の中小企業信用リスクデータベース(SDB)や民間調査機関の情報を加えて分析し、融資先を13段階で信用格付けする。格付け機能は試験運用中で、来年度の本格稼働を目指す。
by yurinass
| 2008-01-09 17:13
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