|
東京証券取引所は5月23日、マザーズ市場のインターネット総合研究所(IRI)株式を6月24日付けで上場廃止すると決めた。上場廃止基準の「財務諸表に添付した監査報告書で監査法人が意見を表明せず、その影響が重大である場合」に該当すると判断した。整理ポストへの割り当て期間は5月24日―6月23日となる。
IRIでは、2005年に子会社化したアイ・エックス・アイ(IXI)が以前からの不正取引で経営破たんし、民事再生法適用申請を受けたため、IXIの業績を反映しない2006年12月中間期の財務諸表を作成したが、監査法人の意見を得られなかった。 東証では、IRI株式について、投資家の判断の基礎となる重要な情報が適正に開示されていると認められず、放置すれば証券取引市場への信頼を著しくき損するとしている。 IRIは同日、「誠に遺憾であり、当然、納得できるものではない」とする声明を発表した。IRIは3月30日の監理ポスト割り当て以来、東証の質問に回答や資料提供を行い、潔白性を認められたうえ、IXIの業績が確定できない状況で正確と判断した財務諸表を作成し、提出したとしている。IRIでは今後、株主の資産保全に向けた施策を検討するとしている。 ■
[PR]
by yurinass
| 2007-05-25 07:19
| 経済状況記事
![]()
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||