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2007年 08月 09日 ( 4 )


新生クライスラーに倒産の危機?

新生クライスラーが、親会社ダイムラーから離れた現実を噛み締めている。

 北米クライスラー部門を大手投資ファンドのサーベラス・キャピタル・マネジメントに売却することを決めた独ダイムラークライスラー(DCX)。売却はまだ完了していないが、格付け機関のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)とムーディーズ・インベスターズ・サービス(MCO)は、近く独立した自動車メーカーとなるクライスラーの社債格付けを「ジャンク」とした。投資適格を下回る水準だ。


過酷な米国市場に丸裸で放り込まれる

 それだけではない。S&Pの格付けは基本的に、米国が景気後退期に入れば、クライスラーが倒産しかねないことを示唆するものだ。S&Pのアナリストであるグレッグ・レモス・スタイン氏は言う。「米国の自動車市場がさらに縮小し、新車販売台数が今年の1630万台ペースから来年1550万台に5%程度落ち込むだけで、クライスラーは2010年までにデフォルト(債務不履行)に陥る可能性がある」。

 これに対してクライスラーのスポークスマンは、格付けは驚くに値せず、会社は再建計画を実行中だと述べている。S&Pがクライスラーに与えた格付けはネガティブな見通しがついた「B」で、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター(F)と同じだ。

 だが、多少の販売減少で倒産しかねないという見通しは、今、ビッグ3がいかに厳しい状況に立たされているかを物語っている。レモス・スタイン氏はインタビューで、「大幅な販売減少はない。我々が抱いている大きな懸念は、大幅な販売減少に見舞われなくてもクライスラーがデフォルトに至る可能性があるということだ」と語った。

 クライスラーは今後、ダイムラーの資金力や多角化した事業という恩恵なしで、国内産業が抱える問題と対峙しなければならない。レモス・スタイン氏によると、かつてクライスラーが投資適格級で資金調達できたのは、ダイムラーが米国の自動車市場に依存せず、強固な財務体質を備えていたからだ。

 もっとも、クライスラーが破産の瀬戸際にあるわけではない。S&Pやムーディーズによると、クライスラーには十分なキャッシュがあり、再建も可能だという。問題は、豊富な資金を持ち、世界的に事業展開する親会社なしでは、クライスラーが売上高の92%を稼ぐ北米市場における熾烈な競争に丸裸で放り込まれることになるという点だ。

 さらに、クライスラーはトラックやSUV(多目的スポーツ車)の販売に大きく依存しており、乗用車や燃費のいいクロスオーバーSUVの分野にあまり強くない。

 全体的な販売減少に加え、高額なピックアップトラックやSUVの販売が一段と落ち込み、利益とキャッシュフローにさらに打撃を与える――。レモス・スタイン氏曰く、こうした状況が重なればクライスラーが2010年にデフォルトに至る可能性はある。


高金利の社債発行で200億ドルの資金を調達

 S&Pやムーディーズがクライスラーの社債に格付けを決めた時、同社は高金利の社債発行によって自動車部門に120億ドル、金融子会社クライスラー・ファイナンシャルに80億ドルの資金を調達しようとしているところだった。S&Pコメンタリー・アンド・データによれば、クライスラーはこれらの資金を8.5%前後の金利で調達する見込みだ(S&Pはビジネスウィークと同様、ザ・マグロウヒル・カンパニーズ(MHP)の事業部門である)。

 最近、債券市場は弱気になっており、社債発行企業が買い手を見つけるのに苦労することもある。だが、クライスラーに近い関係筋は、社債は担保付きなのでクライスラーと新たな親会社サーベラスは難なく資金を調達できるはずだと語っている。

 では、会社の利益率とキャッシュフローを高めることはどうか。社債発行ほど簡単ではないだろう。
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by yurinass | 2007-08-09 07:53 | 経済状況記事

キャンピング車に融資

琉球銀行(大城勇夫頭取)は、キャンピングカーのレンタル事業を展開するサウス(嘉手納町、島尻千洋代表)に、キャンピングカーを担保にした動産担保融資を実行したと発表した。融資額は1億7000万円で、融資期間は7年。琉銀は今後、製品在庫や設備などの動産を担保にした融資を積極化させ、中小・零細業者の資金調達を支援する。

 サウスは、キャンピングカー40台を導入し、レンタカー事業を展開する予定で、今回の融資を車両の調達費や運転資金に充てるという。

 琉銀は、観光の好調さやアウトドア志向の高まりを背景に、事業の有望性を判断、融資を決めた。自動車は登録制度があり、動産債権譲渡登記で権利関係が公示できるため、融資が可能になった。

 動産担保融資は、土地、建物などではなく、在庫や債権などの流動性の高い資産を担保にする融資。2005年10月に動産債権譲渡登記制度が導入されて以来、全国的に増加している。

 和牛やワインなどを担保にした事例があるほか、県内では泡盛、肉用牛や豚、マンゴーが動産担保として有望視されている。
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by yurinass | 2007-08-09 07:47 | 経済状況記事

長崎銀、出資受け資本増強 70億円、不良債権を処理

 長崎銀行(長崎市、高田浩司頭取)は三日、東証一部上場の投資会社リサ・パートナーズ(東京)と、長崎銀の親会社の西日本シティ銀行(福岡市)の出資で計七十億円を資本増強し、不良債権の抜本処理を実施すると発表した。リサ・パートナーズ・グループとは取引先の事業再生分野などでの業務提携にも合意した。

 長崎銀の二〇〇七年九月の自己資本比率は、同年三月の6・89%から9%前後に、不良債権比率も8・12%から3%台前半へと大幅に改善する見通し。財務上の不安を一気に解消した上で今後、本格的に成長戦略の推進に乗り出す。

 県内では、十八銀行(長崎市)が経営改善を背景に「攻めの戦略」を推進中。不振の親和銀行(佐世保市)も十月のふくおかフィナンシャルグループ(福岡市)の傘下入り後、巻き返しを図るとみられ、今回の動きで金融競争の激化に一層拍車が掛かりそうだ。

 長崎銀によると、九月の臨時株主総会を経てリサ・パートナーズ四十億円、西日本シティ銀十億円の優先株式による第三者割当増資を受けるほか、同行から二十億円を借り入れる。九月末時点の不良債権残高は三月末の百八十一億円から百十三億円減少し、六十八億円となる見通し。

 長崎銀は〇一年に西日本シティ銀と経営統合に合意後、合理化とリテール(小口)分野に特化した営業戦略を推進。預金、貸出金が五期連続で純増するなど一定の改善を続けていたが、自己資本比率や不良債権比率は依然高水準だった。

 高田頭取は「これで財務基盤は盤石になる。リテールに加え、法人向け開拓にも積極的に取り組みたい」、西日本シティ銀の樋口和繁専務は「長崎銀の経営計画に沿ったものだが、長崎での(地銀再編の)動きと無縁ではない」と話した。
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by yurinass | 2007-08-09 07:47

フレームワークスの監査人、前期決算書類に「意見不表明」

 東証マザーズ上場のフレームワークスは3日、2007年5月期の決算書類について、会計監査人である監査法人トーマツから「意見不表明」の監査報告を受けたと発表した。同社は2期連続の経常・最終赤字で07年5月期末時点は6億9600万円の債務超過。継続企業の前提である第三者割当増資などについて「実現が未確定」と指摘されたという。
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by yurinass | 2007-08-09 07:46 | 経済状況記事