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架空売上は1200億円か、IXI前社長ら逮捕

 東証2部に上場していた大阪市のソフトウエア開発会社「アイ・エックス・アイ」(IXI)=清算手続き中=の粉飾決算事件で、同社が循環取引で生み出した架空の売上額が約1200億円にのぼることが関係者の話でわかった。大阪地検特捜部は29日、前社長の嶋田博一容疑者(49)ら4人を証券取引法(現・金融商品取引法)違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕し、証券取引等監視委員会と合同で前社長宅など約15カ所を家宅捜索した。嶋田前社長は容疑を認めているという。

 ほかに逮捕されたのは元常務吉川良昌容疑者(51)、元取締役桑山隆容疑者(46)、元執行役員尾形淳二容疑者(44)の3人。

 民間信用調査会社などによると、IXIは89年設立。当初はソフト開発やシステム関連のコンサルティング業務で業績を伸ばし、02年3月に新興企業向け市場の大証ナスダック・ジャパン(現ヘラクレス)に上場した後、04年3月に東証2部に上場した。架空循環取引が発覚し、昨年1月、大阪地裁に民事再生法適用を申請した。

 特捜部の調べでは、嶋田前社長らはIT関連企業との間で帳簿上の商品売買を繰り返して架空の売り上げを計上し、03年3月期の有価証券報告書に実際より売上高を約17億円以上、純利益を12億円余り水増しするなど虚偽の実績を記載。同年6月、近畿財務局に提出した疑い。

 IXIの有価証券報告書によると、同社の売上高は02年の25億円から06年の401億円へと急激に伸びた。しかし、管財人の弁護士らによると、前社長らは01年ごろから循環取引を開始。取引が破綻(はたん)する06年末ごろまでには、IT関連企業約20社を巻き込む状態に拡大した。02年3月期以降の売上総額約1205億円のうち、98%にあたる約1182億円が循環取引による架空の売り上げと疑われるという。

 特捜部は、IXIが株式上場を狙って決算を粉飾したとみている。循環取引が拡大したのは、他社が売り上げ増や転売時の差益を期待し、商品が実在するかどうかなどをチェックせずに取引を繰り返したことも一因とみている。

by yurinass | 2008-06-08 23:59
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