Webメモ


メモです。
by yurinass
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

信用保証協会、債権買い取りへ 中小企業の再生事業で

 中小企業の再生事業に、全国の信用保証協会が乗り出す。同協会は中小企業の資金調達を手助けする公的機関。政府は協会の関連法を改正して、金融機関が持つ中小企業の債権を買い取る機能を新たに持たせる考えだ。ただ、不良債権を高値で押しつけられる懸念があり、最終的に国民にツケが回される危険をはらんでいる。

 多額の負債を抱えて経営不振に陥った企業の再生のための第一歩は、金融機関による債権放棄だ。ただ、金融機関は放棄額をできるだけ減らしたいため、債権者間の調整が難航する場合が多い。

 政府が目指すのは、この調整を円滑にするために、再生支援に非協力的な金融機関から信用保証協会が債権を買い取って、債権者の数を減らす機能。対象は、協会が信用保証する融資を受けたが、返済が滞っている中小企業だ。政府は信用保証協会法の改正案を今国会に提出し、9月の施行を目指している。

 再生の迅速化を狙った仕組みだが、現場では不安視する声が上がっている。債権の買い取り価格の値決めは、再生の専門家でも難しいためだ。

 ある信用保証協会の担当者は「銀行が債権放棄を嫌って、高い買い取り価格を要求し、ごね得になる可能性もある。公平性を考えると難しい面がある」と話す。また、西日本の中小企業再生支援協議会の担当者は「信用保証協会も債権者の一人。当事者が買い取り価格を公正に決められるのか」と指摘する。

 こうした批判に対し、中小企業庁は「地域の中小企業再生支援協議会が策定する計画に従い、第三者機関が買い取り価格をチェックする仕組みを整備する」と説明する。

 買い取りの原資には、協会の余剰金をあてる。改正法案は、再生に投入する金額について「(債務保証)業務を妨げない(範囲が)限度」と明記。中小企業庁は「一定の歯止めをかけている」と話すが、金額の明確な上限はない。

 企業再生に失敗すると、協会が抱え込んだ不良債権は焦げ付く。協会は中小企業金融公庫に再保険しており、債権の焦げ付きに伴う損失は中小公庫が負担する。中小公庫には政府が出資しており、再生の失敗のツケは国民にはねかえる。

 高橋伸彰・立命館大教授(日本経済論)は、「過去に協会が行ったルーズな保証を隠すための制度になりかねない。買い取り前に責任の所在を明確にしておくべきだ」と指摘している。
[PR]

by yurinass | 2008-03-30 22:55
<< 8金融機関、金融支援を了承 多摩信金 中小企業の格付け扱う... >>