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新銀行東京:返済状況監視せず 自動審査の運用も失敗

 東京都による400億円の追加出資問題で揺れる新銀行東京(千代田区)が、融資可能額などを判断する自動審査システムについて、運用に必要な融資先からの返済状況などの「モニタリング」(監視)を怠っていたことが分かった。システムへの過度な依存が既に明らかになっているが、運用にも適正さを欠いていたことになる。モニタリングが適切なら不良債権の発生を抑制できたという指摘があり、銀行側の放漫経営の実態が改めて浮かんだ。

 システムの開発・納入会社によると、自動審査システムは、融資を希望する企業から提出された決算書類や代表者の資産、過去の借り入れ・返済などの情報をコンピューターに入力すると、デフォルト(債務不履行)の確率や金利、貸出可能額などが自動的に算出される仕組み。新銀行東京は05年4月の開業時から、このシステムに依存した中小企業向けで無担保・無保証の「スピード融資」を前面に打ち出した。

 ただ、架空の売り上げを計上した粉飾決算書や、融資金の詐取を狙った偽造書類を見抜くことが難しいため、システム会社の担当者は開業前、同行側に返済状況などについて継続的なモニタリングの必要性を説明し、業務を委託するよう勧めた。

 通常はモニタリングによって融資直後に返済が滞ったケースなどをあぶり出し、システムに修正を加えながらデフォルトの発生を抑制する。しかし、新銀行東京の審査担当者は「こちらでやります」と断ったという。

 このシステム会社は最大手で、担当者はこれまでに20以上の銀行に納入実績があるが、モニタリングを断られたのは新銀行東京だけという。担当者は「適切なモニタリングができていれば、デフォルトの発生原因などが分かり、ビジネスモデルの早期見直しが可能だった」と指摘する。

 同行は今月10日に発表した内部調査報告で、経営悪化の主原因として「デフォルト対策が致命的に遅れた」点を挙げた。開業初年度の05年度は下期(05年10月~06年3月)だけで24億円ものデフォルトが発生し、7億円の損失を計上。抜本的な防止策を取らないまま融資拡大路線を継続し、今年1月末時点でデフォルトは累計285億円に達している。【佐藤賢二郎、三木陽介】
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by yurinass | 2008-03-24 09:13
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