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新銀行東京「牛肉偽装」の翌日、食肉卸会社に5千万円融資

 東京都が1000億円を出資して開業した新銀行東京(千代田区)の融資先企業のうち、70社以上が経営破たんした問題で、新銀行が2006年6月、栃木県最大手の食肉卸会社(宇都宮市)による牛肉の種類の偽装が表面化した翌日、同社へ5000万円を融資していたことが、読売新聞の調べでわかった。

 同社は、融資から8か月後に事実上倒産し、5000万円の大半が焦げ付いた。開業からわずか3年弱で、巨額の累積赤字にあえぐ新銀行のずさんな融資の実態が浮き彫りになった。

 読売新聞の取材では、食肉卸会社は、年商13億円以上を誇ったが、ホルスタインの雑種をより値段の高い和牛と偽って販売したとして、農林水産省が06年4月から、国内で生産・販売される牛肉に「個体識別番号」の表示を義務付ける牛肉トレーサビリティー法違反の疑いで調査を開始した。

 6月26日には問題が表面化し、食肉業界団体の幹部は「地元では大変な衝撃だった。知らない人は、ほとんどいなかったのでは」と振り返る。

 こうした状況の中で新銀行は同27日、融資を実行した。この直後に農水省が是正を勧告し、8月には、栃木県警も食品衛生法違反の容疑で捜索に入った。同社は食品会社としての信頼を失墜、売り上げは激減し、12月に新銀行への返済が滞り始め、07年2月、事実上倒産した。

 地元の民間信用調査会社は「反社会的行為が発覚した企業に、銀行が融資するとは信じられない。経営が行き詰まるのも明らかだった。極めて問題な融資だ」と指摘している。

 新銀行東京の企画・広報・IR室の話「個別の融資先などについては答えられない」

 ◆緩い審査、借り手も驚く◆

 破たんした企業の関係者の証言からも、審査の甘さの一端が明らかになっている。

 東京都新宿区内の広告制作会社は新銀行に500万円の融資を申し込んだが、審査は決算書類などの提出と簡単な面接で済んだ。同社はすでにメーンバンクから借り入れができなくなっており、元社長は「簡単に融資は下りないのでは」と覚悟していたという。

 にもかかわらず、あっけなく審査を通過したことに、元社長は「つなぎ資金にも困っていた状態でよく貸してくれた。感謝しているが、ずいぶん審査が緩いなと感じた」と話す。結局は大半を返済しないまま、2007年11月に自己破産を申請した。

 今年1月に民事再生手続きが始まった渋谷区内のイベント企画会社は06年9月に、4000万円の融資を受けたが、半分以上を返さないまま破たんした。申し込みから約10日のスピード融資に、経理担当社員は「新銀行はこちらの出した情報を、素直に受け止めてくれた」と語る。他の銀行は財務データを簡単には信じず、「ウソをついているかのように根掘り葉掘り聞かれた」と振り返る。

 債権回収にも甘さが目立つ。同区内の衣料品販売会社の幹部は06年、新銀行から無担保で800万円を借り入れた。「ほかの金融機関から追加融資を断られ、後は高利の金融業者しかない状態だった」。結局、昨年12月に民事再生の適用を申請、他の銀行は同社の売り上げの未収代金を担保に取るなどして厳しい取り立てをしたが、新銀行の対応は対照的だったという。「民事再生の手続きをした時も担当者は淡々と説明を聞いてくれた。その後は、正直あまり記憶がない」

(2008年3月5日03時04分 読売新聞)
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by yurinass | 2008-03-05 07:57
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