Webメモ


メモです。
by yurinass
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

ビブロス倒産関連④

【質疑応答】
(Q:印刷会社)
 修正貸借対照表に疑問がある。短期貸付金が約9億円ある。私の手元にある前前期最終貸借対照表での計上は2億700万円。1年間ちょっとの間で7億円もの短期貸付金がどこにいつ出たのか、どういう経緯なのか、回収可能額はどの程度なのか? 監査法人がどこかも教えて欲しい。常識的には1年ちょっとの間で7億円もの短期貸付金がこの程度の総資産規模の中で膨らんでいることは考えられないので、納得のいく説明をいただきたい。

(A:神田弁護士)
 私は、会社の顧問弁護士でも何でもなく、見始めたのは3月の半ば以降。それ以前のことは社長に聞いて欲しい。監査法人は入っていない。この程度の規模であれば、監査法人をつける法定義務はない。税務申告のために税理士が見ているだけである。どうしてそれだけ膨らんだかについては具体的な数字は、基本的には裁判所に提出している資料を閲覧して欲しい。この場では、どこにいくらとか、正確なことは申立代理人の立場上申し上げないことは御理解いただきたい。ただ、どのようなところにいくらくらい貸し付けていたかについて、経営責任の一環としてのご報告はあると思うので、それについては社長から説明してもらう。

(Q:山本氏)
 短期貸付金については9月以降急激に増えた。ひとつには実際に貸し付けた金額があるということと、ビブロポートでベンチャーキャピタルから資金調達しようとしていた。そのときに、監査法人を入れて見ていただいた。その中で、ビブロスの支払いの中でビブロポートの事業に対して資金出動があるということで、これについて、ビブロスからの貸付金として振り替わっている。ビブロポートの資金調達も、碧天舎が原因で時間的にうまく行かなかった。その中で、ビブロポートへの貸付金も急速に増えている。監査法人も、資金調達に成功すれば、やっていけるだろう、ということだったのだが、碧天舎の方の業績が思ったようにはいかず、9月から3月にかけてやはり悪化してしまった。ビブロスは碧天舎にある程度債務保証しているので、その代位弁済が起こってしまった。

(A:神田弁護士)
 17年9月末、直近の期の財務諸表では、短期貸付金は6億3千万円。この時点でビブロポートへのは3億円、プラセットに3億3千万円貸し付けている。ここからさらに増えたのは、社長の説明の通り。

(A:山本氏)
 補足させていただくと、前々期については、9月に2億円の債権放棄をビブロスがして、一時的に圧縮されている。同様に9月に債権放棄して、その後の3ヶ月でソフトランディングしようと思った。碧天舎の著者の皆様に迷惑をかけないように処理を試みるつもりだった。ところが、10月~12月は非常に業績が悪く、債務がいきなり膨らんでしまいできなくなった。そこが悔やまれるところ。碧天舎は4年間がんばってきたが、市場の変化についていけなかった。2回くらい撤退のチャンスもあったが、顧客のこと、従業員のことを考えるとどうしても踏み切れなかった、経営判断の甘さがあった。

(Q:銀行)
 ビブロポートについては処理の方向はどうなのか? また、手前どものお客様の中で、ビブロスの出版事業と版権についてかなり興味を持たれている方がおり、照会等がある。管財人の方でお話を進めているという話があったが、今後それについて一緒に話し合いをしたい、という人がいた場合の対応についてご説明願いたい。

(A:神田弁護士)
 最初の質問については、私は3社のみ受任しており、中身も見ていないので社長の方からご説明したい。二点目については、倒産は一番資産劣化が早いので、事業譲渡をするのであれば、早くしたいと管財人とも話している。できましたら、この集会が終わってすぐにでも、管財人にお電話でもいただければありがたい。

(A:山本氏)
 ビブロポートについて、システムはかなり高度なもの。ベンチャーキャピタル、監査法人、投資会社から事業性はあるというご意見をいただいている。全体を引き受けてくれる方がいらっしゃったら、是非お願いしたい。ただし、後、3億円近い投資が必要である。したがって、エルフィックス等の小さいモデルの部分だけを売却して、システムの有効性を証明したい。現場も色々な方のご相談をうけながら進めている。
 二番目のご質問については、現在管財人が進めており、私は何の発言権もないが、20年間皆さんの協力でやってきたことなので、是非新天地でいい形で、残ってくれれば私としてはうれしい。私見を述べるならば、仕組みが大きいので、経営権譲渡ではなく、受け皿の会社を作ることが必要。それには7~9億円の費用はかかるので、かなりの資金力のある会社でないと。劣化の問題を考えると、今週、来週のうちの話ではないか。

(Q:銀行)
 この7~9億円というのは、ビブロスの事業譲渡ということか?

(A:山本氏)
 コア・コンピタンスであり収益力の高い「ビーボーイ」を引受会社に身請けさせて、色々な交渉をまとめ上げると、最善の方法で6億5千万円、悪い場合は、ピーク時8億円以上の資金が必要だと私は見る。

(Q:不詳)
 債権譲渡をしている話があるが、その経緯と有効なのか無効なのか? の説明をお願いしたい。

(A:山本氏)
 取次の売掛金について債権譲渡登記されている。

(A:神田弁護士)
 3月30日にチェックした限りでは商業登記簿謄本に載っていない。その後であればわからないが。

(Q:不詳)
 それは、昨年に法が変わっていて、謄本を取るときにその部分は申請しないと、商業登記簿謄本に載らないのでは?

(A:神田弁護士)
 失念していた。申し訳ない。通常は会社の方からもそのような場合説明があるが、聞いていない。

(A:山本氏)
 正月に印刷会社2社に手形ジャンプを申し込んでいる。その際、ある1社から条件として債権譲渡登記をさせろ、ということの申し入れがあった。時間がなかったので、これを受けてしまった。微妙な時期なので、法律の専門家ではない私にはわからない。

(A:神田弁護士)
 基本的には、破産前の財産隠匿行為は否認権の対象となる。無義務弁済・無義務の担保設定については、否認の可能性がある。この話については何も聞いていないので、何とも申し上げられないが、1月ということであれば、否認の可能性はあるのでは? 他の事件でも、どさくさの無義務の担保設定には、裁判所は厳しい決定を出しているケースが多い。いずれにしろ、管財人が調べられることになる。

(Q:不詳)
 4月5日に東販・日販の支払いがあったはずだが? このB/Sに計上されているのか?

(A:神田弁護士)
 このB/Sは3月末現在なので、載っていない。

(Q:倉庫業者)
 債権額が約2800万円ほどある。商品を管理しており、在庫が約100万冊ある。なりゆきが決まるまで、きっちり預かるつもりだが、新たに売掛金が発生する。これへの請求は、管財人に送って良いよいか?

(A:神田弁護士)
 管財人と相談してほしい。私は出版業には詳しくないが、もうビブロスの名前では書店では売れないのか? そこら辺が管財人がどのように調べられるかによる。

(A:倉庫業者)
 取次各社に毎月14万冊から17万冊でていた。返品率は非常に少ない。だれか、再建してくれる会社がいれば売れるはずだが、入ってくるものが入ってこなければ、いつまでも、預かれない。保管料という形の売掛金は生じる。

(Q:神田弁護士)
 ビブロスの名前で定価で売れるかにかかってくる。売れるのであればよいが、ゾッキでしか売れないのであれば、全額の支払いは難しいのでは?

(A:山本氏)
 新しい引き受け者がいた場合、過去の版権を増刷することになるが、在庫をゾッキ本市場に流した場合は、増刷計画に影響を及ぼす。引受会社が決まったときに、新しい会社と話し合いをしていただきたい。それが皆さんのためになる。

(A:弁護士)
 出版契約の帰趨にもよる。増刷ができるかどうかは何とも言えない。現在管理処分権は管財人にあり、管財人と作家さんとの間で決めること。
 流通在庫の問題については、早く管財人と話し合いをして欲しい。碧天舎についても同じ問題もあるが、碧天舎の場合は、碧天舎では話にならないので、直に倉庫会社と話すというような人もいる。

(A:山本氏)
 引き受けた出版社に成功していただきたい。2重に出れば増刷計画が狂う。話し合って欲しい。

(Q:倉庫会社)
 最終決定が決まるまで、大切に預からしていただく。再建者が現れれて、今までのような形でやらしてもらえればと思っている。

(A:神田弁護士)
 それは、社長の希望的観測。管財人と引き取る会社があればその会社の相談で決まる話。こちら側には管理処分権はないので、自己決定でお決めいただきたい。

(Q:作家)
 ビブロスで発行した版権については、白紙に戻ったと考えていいのか?

(A:神田弁護士)
 出版権を継続するのか、解除して白紙に戻すのかは、管財人の判断。もし、他で出す予定があるなら、管財人に催告してほしい。編集部ごとどこかに引き受けてもらうというのは、あくまで、こちらの計画であり、迷惑をおかけするわけにはいかないので、それぞれの判断でお願いしたい。

(Q:リース会社)
 ビブロスグループは、全体で何社ぐらいあり、それぞれどういう事業展開していたのか? 破綻したのは3社で、ビブロポートは申し立てしていないが、この辺の判断基準は?

(A:神田弁護士)
 相談をうけたのは3社のみで、それを受任している。

(A:山本氏)
 ビブロポートは、経営者の構成が違い、その意見を取り入れて現状まだ営業している。しかし、現実的には法的処理はやむなしの状況である。客観的にみて、今の形で存続は難しい。営業権譲渡等をやらざるを得ない。

(Q:元社員)
 短期貸付金をプラセットに貸し付けていたということだが、プラセットは実態がない会社だと認識している。こちらについて貸付金が発生している理由は? また、その貸付金の使い道は?

(A:神田弁護士)
 私は他の会社の存在は知っているが、内容は知らない。帳簿上の簿価としては把握している。

(A:山本氏)
 一期前に(碧天舎)の2億円の債権放棄をしている。一度債権放棄をしている会社に貸し付けをするのは、税理士からダメだと言われたので、形式上、プラセットを通して(碧天舎に)貸し付けていた。税務署も私どもの経営が困難であることを推測していたのか、問い合わせは来なかった。

(Q:元社員)
 状況をよく見せようとするごまかしなのでは?

(A:山本氏)
 この事について問い合わせがあった場合、碧天舎向けの貸付だったと回答している。

(Q:印刷会社)
 倉庫会社の100万冊の在庫は、資産として貸借表のどこに入るのか? また、先ほどの話によると、新しい引受会社の重版計画にあたって、今保管している本を出すと、重版計画に影響が出るから資産価値がないと言っているように聞こえるが?

(A:山本氏)
 そういう意味ではない。この本に価値はある。しかし、引受会社との増刷とは利益が相反している。スムーズな形で増刷と販売が行われるために、この在庫を引受会社にそれなりの価格で引き受けていただいて断裁するなどを行う必要があるのではないか、というのが私の私見である。

(Q:印刷会社)
 在庫の資産の金額については、売掛金の中に入っていると考えていいのか?

(A:神田弁護士)
 そのようになっていると思う。

(A:山本氏)
 私の見る限り入っていないと思う。

(A:印刷会社)
 それでは、どのくらいの資産価値があると考えるのか?

(A:山本氏)
 二次市場に流れるのであれば、流通量もコントロールできず、いっぺんに大量に出てしまう。その場合の価格は、取次に対する出庫価格とはかけ離れた値段になってしまう。一冊10円とか20円とかになるのではないか。

(Q:印刷会社)
 その話は、現実の話であり、帳簿上はどうなっているのか?

(A:神田弁護士)
 税理士と話したときには、在庫についてはそういった要素も加味してくれといっているので、一冊10円くらいの評価になっているのかと思われる。

(Q:ライター)
 ビブロデザイン等の数社の関連会社はまだつぶれていないと思うが、どうなるのか? そちらからのお金はどういう風になるのか? 隠しているという印象があるので説明していただきたい。

(A:社長)
 ビブロデザインは碧天舎と合併して今は存在していない。その他小さな会社はいくつかあるが、これらの関係会社に資金がプールされているようなことは絶対にない。名誉をかけて断言する。

(A:神田弁護士)
 基本的には3社だけしか話を聞いていない。プラセットの件は事情として聞いてはいるが、調査する時間はなかった。ビブロスの場合は、社長が破産の決断をしてから5日間でやった。関係会社の方はまったくタッチしていない。ビブロポートの場合、中の人間関係もあってなかなかむずかしいのかなと思っている。法的な問題を離れていろいろあるようなので、私はこれ以上は受けるつもりはない。

(Q:印刷会社)
 5日前から依頼を受けたという話だが、私は、4月3日に社長に会って、4月5日の手形はお金の手当がついて大丈夫です聞いたので、(自社の)経理にその旨申し送りをした。5日にダメになっているとわかっていて、私にそう言ったのか? 社内的に責任があるので、お教え願いたい。

(A:山本氏)
 全額投入すれば、手形だけは落とせる状況ではあった。しかし、作家さんに原稿料と印税が払えないのでは、手形が落とせないのと同じくらい事業に対する影響がある。ご不審を招くような結果になって申し訳ない。

(A:神田弁護士)
 破綻手続きの場合には、債権者の方々にウソはつくな、「努力しています」と答えるように指示はしている。社長は手形だけは何とかしたいと言っていたが、それでは他の債権者との平等が図れないので無理だと言った。

(Q:ゲームメーカー)
 ウチが出しているゲームの二次著作物としてビブロスが本を出している。その本に描いている作家さんへの支払いについて、ウチの会社を通して描いていただいた経緯があるので、立て替えてうちの会社から作家さんに支払いをしたいが、問題ないか?

(A:神田弁護士)
 法的には破産債権を買い取るということなので、私人間でやりとりするのは構わない。破産債権なので、ゼロに限りない近い額になるのだろうが、そこは経済的合理性で判断するのだろうから、伺っている限りでは問題ない。

(Q:ゲームメーカー)
 ビブロスさんの本の在庫を買い取って、うちが直接通販で売っている。それを売っても問題ないか? また、ユーザが楽しみにしている本なので、さらに在庫を買って通販することは可能か?

(A:神田弁護士)
 契約書を見てみないとわからないので、即答はできない。倉庫保管との兼ね合いもある。管財人に相談された方がよい。

(Q:ライター)
 ビブロポートに関して、法的措置もやむを得ないということだが、ビブロポートについては、現時点でサイトを運営されていて、サービスを提供している。もし、サービスをしている最中に、つぶれてしまったら、サービスを受けている方にさらに二次的な被害が生じるのではないか?

(A:山本氏)
 それを避けるために、今、引き受け先を交渉している。他社に引き受けていただけるまでサービスを続けたいという考えでいる。

(Q:ライター)
 それは、希望的な考えであって、うまく行かなかった場合、ビブロポートはつぶれると思われるが、それをユーザに説明しないで、ビジネスを展開しているのは、道義的に問題があるのではないか?

(A:山本氏)
 貸し付けている側の会社が破綻しているのだから、資金現況に問題があるのは事実。ただ、現場の人間はほとんど無給でこれをやっている。引き受け先との交渉はほとんど最後のところまで来ているので、充分やれると判断している。

(Q:ライター)
 やれるやれないの判断ではなく、ユーザに説明しないのはどうなのかと申し上げているのだが? 実際お金を払ってモノが届かない可能性があると思うのだが?

(A:山本氏)
 ないように努力している。

(A:神田弁護士)
 自己判断ということだ。

(Q:ライター)
 一般消費者においても、自己判断そういうことか?

(A:神田弁護士)
 そうなるでしょう。

(Q:ライター)
 おそらく、ここにはマスコミの方が来ていると思うので、ちゃんと説明された方がよろしいのでないか?

(A:神田弁護士)
 山本社長の責任でやっていただくしかない。

(Q:2006年度内定者)
 社長は、私たちの立場をどのように考えているのか?

(A:山本氏)
 本当に申し訳なく思っている。今となっては甘い経営判断であったが、去年6月の段階では充分やれると考えていた。皆さんの人生について、申し訳ないことをしたと思っている。

(Q:2006年内定者)
 3月31日には、「まだ入れます」と言われた。6月どころではない。11月の懇親会でも、(3月)15日にも言われた。お金も払う、と言われた。まだ、社会に出てもいない私たちにそういうことが言えるのか?

(A:山本氏)
 3月15日以降、ビブロスだけを存続させようと思って、直前まで資金調達しようとしてがんばっていたが、必要額を集められなかった。ギリギリまでがんばった結果、かえってご迷惑をおかけした。反省しても反省しようがない。去年中に皆さんの雇用を難しいと言うべきだったかとは考える。去年6月の段階では事業存続に疑いを持っていなかった。

(Q:2006年内定者)
 3月31日の時点まで、だまされていた。私たちは社会的になかった存在になっているのか?

(A:山本氏)
 3月31日の段階で事業存続をしようと思ってがんばっていた。労働関係法の中でああいう形でお願いしようということになった。

(Q:2006年内定者)
 社員の方は失業保険も下りるし、引き受け先が見つかった場合、もう一度再就職ということになるのかもしれないが、内定取り消しの書類の日付は4月1日付。内定者の中には引っ越し等の都合でまだ受け取っていない者もいる。私たちは4月1日時点で受け取っていないので、入社した形になっていると思うのだが。引き受け先が見つかった時など、何か考えはないのか?

(A:山本氏)
 皆さんとても優秀な方なので、いい会社に行っていただきたいが、現況「ビーボーイ」事業は管財人の管理下にあり、私には発言権はない、無力な状態である。

(A:神田弁護士)
 内定者の方には申し訳ない。債権者一覧表から内定者の方が漏れてしまってご迷惑をおかけした。今後は何か届かないということはない。どうなるかについてはわからないが、管財人には内定者の存在を考慮して欲しいと申し送りはしておく。また、入社していたかどうかについては、私の立場からは何とも申し上げられないので、管財人とお話して欲しい。入社していたということであれば、何らかの債権が発生するはずである。
[PR]

by yurinass | 2008-02-29 13:38
<< ビブロス倒産関連⑤ ビブロス倒産関連③ >>