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拓銀破たんきょう10年 危機乗り越えた道内金融 06年度貸出金 消滅翌年度上回る

 開拓以来の道内経済を支え続けた北海道拓殖銀行が経営破たんしてから十七日で十年を迎えた。拓銀を崩壊させた金融危機は、残された道内金融機関に生き残りをかけた不良債権処理との戦いと再編を迫った。そして十年。日銀札幌支店の調査で、二○○六年度の道内地方銀行と信用金庫の貸出金の合計額が、拓銀消滅直後の一九九九年度を初めて上回ったことが分かった。上野正彦・同支店長は「拓銀を失った道内金融業界が十年を経て地元経済を支えるだけの力を付けた」とみる。

 拓銀は破たん一年後の九八年十一月に北洋銀行と当時の中央信託銀行に事業譲渡し銀行の役割を終えた。この翌年度の九九年度の道内地銀・信金の貸出金合計九兆七千八百十億円を一○○とすると、その後六年連続で一○○を下回っていたが、○六年度に一○三・五(十兆千二百三億円)と初めて一○○を超え、○七年度は一○四・三とさらに拡大する見通しだ。

 拓銀破たんは、他の道内金融機関にも打撃を与え、九八年度の道内地銀・信金の純損益合計額はマイナス二百五十七億円と大きく落ち込んだ。道内は有力企業の放漫経営を拓銀が支える構図があり、拓銀破たんとともに天塩川木材工業や函館製網船具の破産、丸井今井や地崎工業(現岩田地崎建設)の経営危機が表面化。企業の資金需要が一気に冷え込んだためだ。

 一方、拓銀を破たんに追い込んだ不良債権を、他の道内金融機関も少なからず抱え、経営健全化が最優先課題になった。

 北海道銀行は道内企業による五百三十七億円の増資(九九年)、四百五十億円の公的資金注入(二○○○年)で不良債権三千億円を処理。道内金融機関の不良債権処理がピークに達した○二年度の純損益合計はマイナス四百六十一億円に膨らんだ。

 こうした中、北洋銀行と札幌銀行(○一年)、道銀と北陸銀行(○四年)が経営統合。拓銀破たん時に三十一あった信金も二十四まで再編が進み、体力強化が加速した。この結果、地銀・信金の純損益合計額は○三年度以降プラスに転じ、○六年度は六百五十四億円に。製造業が弱い北海道は景気回復が遅れているが、十年を経て、地元金融機関が資金供給を担う準備は整ったといえる。
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by yurinass | 2007-11-20 09:20 | 経済状況記事
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