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黒字経営を支えるもの

2007年10月23日

 甲府が、トップの浦和に僅差の2位に。

 もちろんリーグ戦のことではない。リーグ戦では5試合を残して17位と厳しい状態が続いている。(10月21日現在)

 1カ月ほど前に発表された昨年(06年度)のJ1クラブの経常利益での話だ。

 この年に昇格した甲府の営業収入は18チーム中最下位の13億4500万円。トップの浦和の70億7800万円の5分の1程度だ。

 しかしながら、経常利益となると浦和の2億5300万円にせまる2億4500万円となっている。リーグ戦こそ15位だったが、赤字のクラブが多い中で経営側は大健闘だ。昇格後も極端に財布の紐をゆるめることなく、身の丈に合わせた経営を続けた成果だろう。

 「また貧乏話を書きに来たな」。昇格当時、甲府の海野一幸社長によく言われたものだ。債務超過からクラブ存続の危機後に経営を任され、すぐに単年度黒字に持っていった。「(就任前から)節約できることはすべてやっていた。営業で攻めるしかなかった」と小口のスポンサーを集め、現物支給でのサポートを募った。

 昨年、野球の四国アイランドリーグで奮闘中の石毛宏典コミッショナーが甲府の経営を学ぼうと本拠の小瀬を訪ねた。スポンサー集めのノウハウを伝授されながらも、「かなり参考になった」と話していたのはボランティアの活用についてだった。

 甲府に登録しているボランティアは約150人。ホームゲームには60人が駆けつける。

 「本当に助かっています」とクラブ関係者は話す。「よそのクラブがチケットもぎりをお願いしているとしたら、うちは導線のしきりまでお願いしているという感じです。(有料の)下手な業者を入れたら、自分たちでやる、とまで言いかねない」。ボランティアが協力してくれる範囲が広い。

 経営危機でクラブが消滅しかねただけに、自分たちの働きがそのままチームの助けにつながるという一段と意識は高いはずだ。こうした「内助の功」も黒字経営を支えている。

 07年度も現在の段階では約1億5000万円の黒字の見込み。営業費や人件費がかさんだが、入場料・広告料収入が伸びた。しかし、まだ約2億3000万円(06年度末)の累積赤字が残る。01年度の4億4000万円から半分近く減らしたが、まだ道半ばだ。

 「赤字を減らして、少しでも早くもっと選手に報いたい。そのためにはJ1残留が必須」と関係者。現在はまだ自動降格圏。このまま降格となると、集客力のある相手とのカードが減ることによって収入が減り、露出も減るためにスポンサーの撤退もあり得るだろう。

 昨季はガ大阪、川崎、横浜F、鹿島を破るなど本拠での強さが目についたが、今季はふるわなかった。特徴のあるサッカーに上位チームがしっかりと対処してきた結果だ。

 しかしながら、戦術そのものが名刺代わりになっているチームの存在は惜しい。小規模クラブ運営のモデルでもある。残留争いをしているチームとの直接対決もあるので、なんとか正念場を乗り切って欲しい。

 入れ替え戦をやって残留するのが一番儲かる、なんて思っていませんよね。海野社長。(金漢一)
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by yurinass | 2007-10-26 08:16
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