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農水省は9月26日、18年度の農協系統金融機関のリスク管理債権の状況を公表した。
系統合計での貸出金に占める破綻先債権、延滞債権などリスク管理債権比率は3.8%で17年度の4.4%から低下した。総資産210兆円貸出金計は41兆円でリスク管理債権は1兆5420億円となっている。 貸し倒れ引当金計は7380億円でリスク管理債権に対する比率は47.9%となった。全国銀行では、リスク管理債権比率は2.7%、貸倒引当金比率は50.2%となっている。 機関別にみると農林中央金庫のリスク管理債権比率は2.2%、貸倒引当金比率72.7%となっている。総資産68兆円で貸出金は12兆8000億円。リスク管理債権は2780億円となった。 信連(36信連)の総資産は68兆円で貸出金は6兆4700億円、このうちリスク管理債権は2.5%の1620億円。貸倒引当金比率は56.8%となった。 農協(848JA)の総資産は88兆円で貸出金は21兆7200億円となった。リスク管理債権比率は5.1%で1兆1000億円。貸倒引当金比率は40.3%となっている。いずれの機関でも17年度より改善した。ちなみに信連・信組ではリスク管理債権比率は7%で、貸倒引当金比率は28.3%となっている。
by yurinass
| 2007-10-04 07:53
| 経済状況記事
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