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メガバンクと地銀連携…営業強化と新規需要掘り起こし

 三菱東京UFJ銀行をはじめとするメガバンクが地方銀行との連携強化に乗り出している。地銀がもつ地域密着のネットワークを活用することで、これまで手薄だった地方の企業向け貸し出しや営業の強化につなげるのが狙いだ。提携する地銀はメガバンクのノウハウを生かして新規需要を掘り起こす考えだ。

 ≪環境融資≫

 三菱東京UFJは8月28日、池田銀行(大阪府池田市)と環境事業に関する企業融資で提携した。三菱東京UFJの審査やリスク管理といった関連ノウハウと、池田銀が持つ地域ネットワークを活用して同融資を強化する。三菱東京UFJの同事業における提携先は池田銀で40行目。

 環境融資に関して相互に情報交換するほか、審査や協調融資で連携。風力発電設備や産業廃棄物処理施設といった環境関連施設や事業に対する融資を想定している。

 三菱東京UFJは2005年に環境融資を専門に手がける部署を設置。これまでは都市部での融資が多かったが、「環境事業が地方へ広がっている」(関係者)ことに合わせ、地元企業と太いパイプを持つ地銀との提携を拡大している。

 さらに、これとは別に6月に岩手銀行(盛岡市)と、9月には山形銀行(山形市)と国際業務で提携。海外拠点をもっていない地銀の顧客企業に対して海外進出を支援する。

 ≪地域貢献≫

 一方、みずほコーポレート銀行(CB)は、山陰合同銀行(松江市)や大垣共立銀行(岐阜県大垣市)などとそれぞれ、地域社会貢献融資に関して業務提携した。8月末には伊予銀行(松山市)と愛媛銀行(同)とも覚書を締結。みずほCBの業務協力は11行となった。

 道路や下水道といった社会資本の整備や運営を民間に委託するPFI(民間資金活用による社会資本整備)事業や風力発電といった環境関連事業に関するみずほCBのノウハウを提供。地銀が持つ地域ネットワークを活用して、融資案件に共同で取り組む。

 連携を通じて環境保全や地域発展につなげることを目指す。

 また、三井住友銀行は、信用リスクの管理で地銀と協力している。債務者区分の判定や引当金の算出といったシステムを地銀に提供。すでに十数行で採用されているという。

 メガバンクは昨年までに公的資金を完済し、営業実績が少なかった地方でも攻勢に転じている。地銀にとっても、10月にゆうちょ銀行が発足し競争激化が予想される。競争力を高めるためにメガバンクと地銀の提携が今後も広がりそうだ。
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by yurinass | 2007-09-06 07:51 | 経済状況記事
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