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食品スーパー「ヤオハン」を栃木県南部で展開する八百半商店(栃木市、片柳喜代子社長)は十二日、事業受け皿会社の代表権のある会長に、日本マクドナルドで取締役を務めた小林豊氏(55)氏が就任する人事を発表した。社長には食品製造業の経験が長い桝田博泰氏(48)が就く。
八百半商店は二十八日付で会社分割し、地域再生ファンドなどが出資するターンアラウンドとちぎ(栃木市)が、従業員も含めて全十店舗を引き継ぐ。 ターンアラウンドとちぎは同日付で社名をヤオハンに変更。パートを含めた従業員数は四百八十二人となる見込み。桝田氏は代表権は持たない。 同社の資本金は三億五千万円で、とちぎインベストメントパートナーズ(TIP、宇都宮市、山崎美代造社長)運営の「とちぎフレンドリーキャピタル」が五七%を、大和証券エスエムビーシープリンシパル・インベストメンツが四三%を出資した。 八百半商店は江戸時代創業の老舗だが、競争激化などから売り上げが低下。メーンバンクの足利銀行を中心に借入金も過大だったことから、二〇〇七年二月にターンアラウンドとちぎと会社分割契約を結んでいた。八百半商店は、県内で「ヤオハンフードセンター」を展開する八百半フードセンター(鹿沼市)とは資本関係などはない。
by yurinass
| 2007-03-13 08:08
| 経済状況記事
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