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リンク・ワン――店舗再生へプロ店長派遣、現場指導、強みは事例集(食を支える)

 人材不足が著しい外食業界で、店長級の人材はとりわけ確保が難しい。アルバイトを効率的に使い、料理、接客の両面で質を保ちながら利益を稼ぎ出す現場監督のような存在だからだ。東証マザーズ上場のリンク・ワンは自社で育成した「プロ店長」を派遣し、店舗再生を支援するユニークなサービスを展開する。
 二〇〇六年五月、東京・大手町のオフィスビルに入居するレストランにプロ店長が派遣された。ドル箱のディナー、宴会の売り上げが低迷し、既存店売上高が前年割れ続き。すがる思いで支援を求めてきたのだ。
 プロ店長は日常業務をこなしながら、宴会が取れない理由、その解決策などを一つ一つ分析する。数カ月後、答えが出た。大企業が多い大手町はビルの警備が厳しく、郵便受けにチラシを投函(とうかん)したり、営業に出向いたりするのは難しい。それなら、固定客を増やし、宴会につなげるのが効果的である。
 実践が始まった。プロ店長は宴会の幹事役になりそうな来店客を見つけ、積極的に名刺交換攻勢をかける。いきなり行くと相手が構えるので、ほろ酔い加減の二杯目を出す時が良い。このほか、無料の酒を客に注ぎながら、「忘年会はおきまりですか?」といった形で相手の情報を引き出し、割引プランなど自店の優位性を訴える。
 結果はすぐ表れた。昨年十二月の宴会獲得件数は前年同月比二〇%増加。固定客がつき、個人利用のランチ、ディナーも増えた。
 リンク・ワンのプロ店長は約百人。実際に店舗に派遣中の“稼働率”は九五%を超えるという。全員正社員で、飲食店の店長経験者が多い。「プロ」と名乗るからには単に経験者というだけではダメ。経験と技術を補うカギは同社が蓄積したデータベースにある。
 「麺(めん)の担当とご飯物の担当を分けることで作業を効率化できる」「食事が始まった客と、性別が違う客は相席させてはいけない」など実際の業務を通じて会得した改善策を盛ったリポートを、プロ店長は一カ月に一件の頻度で書く。同事業を始めてほぼ五年が過ぎ、その数は四千件以上に増えた。経験が乏しかったり、壁に当たったりしても、「同じシチュエーションの事例を探せば答えは見えてくる」(同社)。
 プロ店長の利用料金は一カ月で約八十万円。リンク・ワンが店舗運営業務を丸ごと受託する形になるため、アルバイトの確保、勤務状況の管理、財務管理、販促活動など一連の店長業務をやってくれる。そのうえで店舗を再生するコンサルタントの役割も果たす。契約期間は原則半年だが、再契約の形で延長や再利用も可能だ。
 〇二年四月のサービス開始以降、派遣実績は累計五百店。成果を約束するわけではないため、思惑が外れることはあり得る。売り上げが減っても補てんなどはしない。
 〇九年四月期にはプロ店長を現在の二・五倍の二百五十人に増やす計画。今後は技術に応じてスゴ腕の再生請負人から副店長級まで分類し、料金体系も月六十万―二百万円と多様化させる。
 現場に出向き、絵空事ではない効果的な改善策を提案できるのがプロ店長の強み。外食以外にも、コンビニエンスストアや衣料品販売店などで需要があるとみている。
(富山篤)
 プロ店長 リンク・ワンが育成した人材が店長業務を代行しながら、売り上げを回復させたり、サービス水準を高めたりといった改善策を提案する店舗再生の請負人。3月5日時点で焼き肉、居酒屋、喫茶店などの大手チェーン約100店に派遣している。
(日本経済新聞)
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by yurinass | 2007-03-07 07:11 | 経済状況記事
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